年賀状印刷はとっても身近になった

オリジナル年賀状を印刷するのが当たり前の時代になりました。家族の写真を使ったり、干支にまつわるおしゃれな写真を使ったり。スマホのアプリを使えば写真が簡単にアップロードできます。印刷所もデザインをたくさん用意しておいて、写真を組み合わせるだけでオリジナリティが出せるようになりました。

また、パソコンがあれば、郵便局のホームページで用意している年賀状ツールで、かなり細かく自由にデザインをすることが出来ます。プロのイラストレーターさんの描き下ろしイラストや、干支のキャラクター、背景イラストなども無料で使い放題です。データを作成して、自宅のプリンターやコンビニでプリントするもよし、印刷所に依頼するもよし。フルカラーの年賀状が簡単につくれる時代になりました。

パソコンがまだ一般的ではなかったころは、絵が印刷されたものを買ってきてメッセージを添えたりすることが多かったと思います。我が家では両親が大量に年賀状を出していたので、それをもらって友人宛に年賀状を書いて出していました。宛名書きを手伝ってお小遣いを貰ったのもいい思い出です。

私の友人には絵が上手な人が多く、干支の動物だったり、当時流行していたマンガのキャラクターなどを年賀状に描いて送ってくれることもありました。一枚一枚手書きでイラストを描いてくれていたので、年末になると年賀状に描くイラストのリクエストを募っている友人もいました。

消しゴムなどでハンコを作っている友人もいました。私の時代にはもう一般的ではなくなっていたのですが、さつまいもにハンコを彫る、「いもばん」も時々いました。いもばんで作った年賀状はレトロな雰囲気が良いのですが、今だと食べ物を無駄にしてはいけない、不衛生だ、などと怒られてしまいそうですね。

やがてプリントゴッコという簡易印刷が流行しました。ハガキサイズの版画みたいなものです。最初は1色刷りだったものが、2色、3色と色を増やせるようになり、上手な人が作るとフルカラーのように見えるくらいきれいな仕上がりになっていきました。一時期は皆が使っていましたが、ワープロが普及して、続いてパソコンが普及すると共に見かけなくなり、10年ほど前に販売を終了したそうです。一時代を築いたものが終わっていくのはなんだか寂しいものがありますね。

今でもパソコンを使えば、味のある多色刷り風のデザインを作ることができますが、印刷はフルカラーになります。素敵なものが簡単に手に入る、とても良い時代だと思います。でも、あの頃に限られた色と手段を使って頑張って作っていた年賀状も忘れられません。子どもが大きくなってきたら、また消しゴムハンコで一緒に年賀状を作るのも楽しいかな、と想像しています。